2011年12月29日木曜日

2011年を振り返る 1

激動の2011年が終わろうとしている。日本は3月の震災により大きな変革のときをより強く求められているように思う。情報化の時代であるということが日本の政治家はわかっているのか?震災の対応について、当初は、日本人の冷静さに感動し、賞賛してくれた。しかし、その後の対応の遅さには非難が出ていることを知っているのか?言わせておけばいいと思うかもしれないが、それでいいのか?日本の産業はよりいっそう空洞化していくしかない。先日、川崎の工場の話を聞いた。日ごとにシャッターが下りているようだ。工業高校の高校生が就職したくても就職先がない!! これが現実である。技術を持っていても活用する場がないのである。

1980年代に海外の電気機器メーカーを抜いていたことを韓国のメーカーにされている。世界に出て行き、持っている技術で勝負する時期に来ている。つまり、日本人は、第2の開国をする時期にあるのかもしれない。

同じことが教育にも言える。21世紀型教育をするか、20世紀型教育をするか。今日本と中国だけが一斉授業を行っていると言っても過言ではない。5年ほど前に、デンマークの子供たちが日本にやって来たことがあったそうである。そこで、日本のトップ校の中高一貫校の授業見学をしたそうである。そのときの子供たちの感想は、「刑務所みたい」であった。考え方が違うと言ってしまえばそれまで。

ロボットの世界大会に行けば、英語が普通に飛び交い、コミュニケーションをとっていく子供たち。日本の子供たちがこのような子供たちと対等にやっていけるのか?韓国の子供たちは、小学生のときにアメリカ、カナダに留学している!という話も聞いた。大人は話せないけど子供は話せる。このことは中国も同じ。
他国は10年20年後のことを考えて教育を行っているように思うのは、私だけか??

一つのことも決められない日本政府。それでいいのか日本国民!

2011年8月17日水曜日

世界の流れについていけるか

先日、米グーグルが、米モトローラの携帯電話端末子会社を買収することで合意!というニュースが流れた。これを日本人はどう思うのか?アメリカのことと思うのでしょうか?日本では、相変わらず折りたたみ携帯をよく見かける。しかし、海外にいくと、折りたたみ携帯はどこにもない。なぜか??ここに日本製品のガラパゴス化があるのか。先日行ったシンガポールでは、携帯は安いもので、40ドル(約2800円)!考え方が違うから…と言ってしまえばそれまでだが。街角でSIMカードを売っている。それを携帯に挿して使うこともあるそうだ。中古もどんどん売買され、日本と違う流通がみられる。ここにも経済の勢いを感じます。

LabViewというソフトウェアがある。これは、自動車や家電製品で使われているプログラミング用のソフトウェア。日本のトヨタやパナソニックの製品でも使われているもの。C言語などのようなテキストではなく、アイコンとつないでいくもの。北里大学で使われている高速ICスキャンにも使われており、様々な分野で使われています。子どもたちにも理解しやすく、教育の場面でも活用できるものと考えます。しかし、日本では相変わらず新しいプログラミングソフトを開発しようとしています。なぜ、そんなことをするのでしょうか?オープンにしたところで広がるのでしょうか?他の国のものでも、今あるものをどのように活用していくかということを考えたほうがいいのではないでしょうか?

hibi

2011年8月7日日曜日

シンガポールにて

先週の木曜日からシンガポールに来ています。以前から何度か訪れていますが、今回も改めてこの国の活気と成長を感じました。時代は変化しています。その変化を確実に捉え、変化に合わせた取り組みをしているように思います。SMAPがコマーシャルで使っているマリーナベイサンズ(http://www.marinabaysands.com/)から周囲を見ると、海には多くの貨物船が停泊し、西側の港には積み込む貨物が山済みされていました。





マリーナベイサンズには、たくさんのショップがあり、大勢の人が訪れ、買い物をしています。これだけのお店が日本にはあるのか?この小さな国がどうして世界から注目されるのか?
そこには、人々のこうしていくんだというモチベーションの高さがあるのかと思うのです。
また、日本にはないスピード感ある改革があると思います。
小学校の授業を見ても、子どもたちの活力を感じます。日本の子どもは、どうしても受身になります。小学校の副校長先生に聞いてみたところ、常に学校の目指しているところに向けて子どもたちに意識をさせるそうです。
日本人としての誇りもなく、甘やかされ、育てられた子どもたちには、そんなことは到底考えられないと思うのです。
今後、10年で社会が大きく変わるといわれています。現在進められている教育改革は、教師側の考え方が変わらない限り、改革にはならず、20世紀型教育のまま。
しかし、世界は大きく変わる。
どんどん後進国になっていきます。ある評論家の話ですが、10年後世界から見た日本は、「あっそういえば、あそこに日本という国があったね」となるよ。ということでした。

今こそ、教師を世界に派遣し、肌で感じさせ、教育の本質から変えないといけないと思うのです。トップ集団で走り続けるためには…
21世紀型教育を中心としたシステムにする必要があるのです。